慶誠 vs 秀岳館(写真=井芹貴志)
「ゲーム自体は握れていたが、前半のチャンスで決め切れなかった。九州大会のかかった試合で慶誠の選手たちの気迫もこもっていて、2点目も素晴らしかった」と秀岳館の中嶽直輝監督。高い技術でゲームを組み立てていた島袋は、「自分たちでボールを保持していても失い方が悪く、カウンターを受ける場面が多かった」と振り返り、「ここまでチームがひとつになって戦ってきたが、もっと団結して勝負強さをつけ、選手権で悔しさを晴らしたい」と次の目標を見据える。
一方、慶誠の古木監督は「最後は後ろに重たくなったが、精一杯足を動かしてくれた」と選手たちを評価。就任7年目にして初めて臨む決勝では、昨年度の総体準決勝で1-4と敗れた母校・大津との対戦となる。「苦しい時間が長くなると思うが、粘り強く戦うことを意識して、チャンスを逃さず得点につなげたい」と2得点のキャプテン山下が話す通り、チーム全員で新たな歴史をつくる。
(文・写真=井芹貴志)
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)熊本予選
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