帝京 vs 駒澤大学高等学校

 後半も先にチャンスを掴んだのは帝京。2分、ゴール前でFW齊藤がシュートを放つも、駒澤大学高等学校GK廣田遥輝がファインセーブ。直後の4分も、齊藤のシュートは廣田にセーブされる。

 しかし、攻め込みながらもゴールが遠かった帝京がついにスコアを動かす。後半20分、FW橋本マリーク識史がゴール前で左足を一閃。ファーサイドにボールを突き刺し先制点を奪う。

 なんとか同点に追い付きたい駒澤大学高等学校も反撃。後半28分、CKのチャンスを掴むと、MF田中敦基のプレースキックにDF丹治風登が飛び込むも合わず。31分はMF田中が左サイドから中にクロスを放り込むも、帝京GK川瀬にキャッチされ、チャンスを広げられない。

 駒澤大学高等学校はその後も必死に攻める。後半35分、FKを得ると、途中出場のMF金子深心が直接狙うも枠を捉えられない。終了間際には怒涛のシュートラッシュ。しかし帝京もDF大田知輝が体を張ってシュートブロック。さらにバーに助けられるシュートもあるなど、気持ちでゴールを死守する帝京。

 間もなくして試合終了のホイッスルが吹かれ、駒澤大学高等学校の怒涛の反撃を凌ぎ切った帝京が1-0で勝利。熱戦を制し2大会連続のインターハイ出場を勝ち取った。

(文・写真=風間久志)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選