ゴールに歓喜する都立杉並イレブン

 前半を押し気味に進めた専修大附は、後半も変わらず主導権を握る展開。後半2分はFK、3分はCKとセットプレーから攻め立てるも得点には至らない。

 さらに専修大附はMF西島やFW長谷川らが都立杉並ゴールを脅かしていく。

 攻める専修大附は後半29分、DF菅が左サイドから中へクロスを送るもフィニッシュまで持って行けず。33分にはDF菅のCKをファーサイドのMF矢崎友都が折り返し、MF齋藤幹太がシュート。しかしボールは枠を捉えられずバーを越えてしまう。

 都立杉並は専修大附に攻め込まれながらも、DF角脇光季やDF村主賢一郎らを中心に体を張ったディフェンスを見せ、ゴールを許さない。結局後半も両チームとも得点を奪うことができず、試合は延長戦へと突入する。

 延長に入っても主導権を握る専修大附。一方都立杉並はカウンターからゴールを狙う。しかし延長でもスコアは動かず、PK戦が現実味を帯びて来た延長後半アディショナルタイム、ここまで全員がハードワークしてきた都立杉並がドラマを起こす。FW吉田のCKを起点に途中出場のFW渡部颯人がシュート。これがネットを揺らし、ついに先制点を奪う。

 すると直後に試合終了を告げるホイッスルが吹かれ、1-0で都立杉並が劇的な勝利。専修大附を下し、都大会へ駒を進めた。

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選