高知中央はそんな中でもシュートは許さず、ボールを持つと幅も使いながら敵陣にボールを運んで時間を消化。結局1-0のまま押し切った高知中央が初の大会制覇、四国高校サッカーチャンピオンに輝いた。

 ハードな70分間を終えた決勝戦後には「強度の強い相手と3試合ができ、選手権を見据える上でもいい経験ができた」と語った両監督。インターハイ出場はあと一歩でならなかった彼らだが、炎天下・人工芝ピッチでも落ちなかったスタミナは大きな自信にしつつ、ここで得たチーム、個人の課題と収穫をさらに昇華して実りの秋を迎えてもらいたい。

 (文・写真=寺下友徳)

▽令和4年度四国高等学校サッカー選手権大会
令和4年度四国高等学校サッカー選手権大会