スピードと運動量で上回る八女が修猷館を撃破

八女イレブン(写真=中倉一志)

 高校サッカー選手権福岡県大会1次予選は28日、各地で最終戦が行われ、前日に1次予選突破を果たしたチームと合わせて2次予選進出16校が決定した。修悠館高校人工芝グラウンドで行われた第2試合では、修猷館八女が対戦。スピードと運動量で上回る八女が確実に得点を重ねて2次予選進出の切符を手にした。

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 2回戦の久留米筑水戦を12-0で勝ち上がった修猷館。ここまでの2試合を12得点1失点で勝ち上がってきた八女。ともに攻撃力のあるチーム同士の対戦は八女のゴールで幕を開けた。時間は12分、CKのチャンスに平航介が長身を活かして頭で合わせると、ふわりと浮いたボールがゆっくりと、しかし確実にゴールネットに吸い込まれた。修猷館がリズムに乗り切れない時間帯にそつなく奪ったゴールだった。

 一方、修猷館も負けてはいない。徐々にリズムを刻みはじめ程なく主導権を奪う。ボールを配るのはキャプテン福田耕生と野田直人のダブルボランチ。4バックをベースに攻守で立ち位置を変えてシステムを可変しながら柔軟に戦う。ストロングポイントは両サイドのスピードある突破。早い時間帯での失点は想定外だったが、ビハインドをモノともせずに八女陣内へと攻め込んでいく。

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▽第101回全国高校サッカー選手権福岡予選
第101回全国高校サッカー選手権福岡予選