鎮西学院 vs 創成館(写真=藤原裕久)
創成館の久留貴昭監督がそう振り返ったとおり、前半は思うような攻撃のできなかった創成館だが、後半に修正して勝利をたぐり寄せた。
一方の鎮西学院は手堅い戦いぶりでチャンスを作ったが、得点を奪い切る力があと一歩足りずに涙を飲んだ。
このあたりは3年連続で決勝に進出している創成館との経験の差だろう。それは決勝ゴールを奪ったのが、2年前の選手権で1年生ながら唯一ピッチに立った波多野だったということにも表れていた。
「全国か県で終わるか。泣いても笑っても次が最後なので緊張するとは思うんですけど、3年間やってきたことは間違いないと思うので、最後まで出し切って優勝したいと思います」(創成館:波多野太一)
経験を揺るぎない力に変えた創成館が、2年ぶり2度目の全国へ向け決勝戦進出を決めた。
(文・写真=藤原裕久)
▽第101回全国高校サッカー選手権長崎予選
第101回全国高校サッカー選手権長崎予選