沼田 vs 広島皆実(写真=寺田弘幸)

 「プリンスリーグで失点の数が多かったのでシステムも変えながらやってきましたけど、攻撃が好きなチームなので、失点してもいいから攻撃していこうと開き直ってやってきました。その成果が選手権で出てきているかなと。準々決勝の呉港戦でボールも動いて人も動き、コンビネーションから点を取れたことが良いキッカケになったと思います」(小熊監督)

 呉港戦で10-1の勝利を収めて自信をつかんでいた広島皆実は、後半に入ってさらに攻撃のギアを上げていく。右WBの金山佳吏と左WBの島田承馬がサイドから駆け上がっていき、前線は藤井永遠、岡本敬大、藤井颯天がポジションにとらわれることなくアクションを起こしてゴールへ向かった。

 52分に藤井颯が奪った先制点は、多くの人数が関わるコンビネーション攻撃で崩した理想的なゴールだった。10番は笑みを広げて振り返っている。

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▽第101回全国高校サッカー選手権広島予選
第101回全国高校サッカー選手権広島予選