期待の1年生履正社MF木村有磨も途中出場(写真=会田健司)

 後半に入りGK1ジョンカミィ信バーが負傷交代するアクシデントがあった履正社だったが、それでも相手に反撃を許すことなく時計の針を進める。

 履正社はその後「名願がいなかったらスタメンを取れる力がある」と平野直樹監督も期待を寄せる1年生のMF26木村有磨など、フレッシュな選手を次々に投入。

 終盤はリズムが噛み合わない部分もあったものの、履正社が最後までペースを譲ることなく初戦を乗り切った。

 それでもゲーム後の平野監督は「子供たちなりに力みがあって、チャンスを見逃すミスをしていた。プレッシャーも強くない中で、一個飛ばしのパスや速いサイドチェンジが出来るところでゆっくりしてしまっていた」と改善点を挙げた。

 一方敗れた大阪偕星学園の谷岡貴之監督は「一つ一つの個の技術やフィジカルのところで、組織的に守っても押されてしまって、サイドで後手を踏んでしまった。全国を勝ちに行くチームと対戦して、自分たちももっともっと高い基準でやっていかないといけないと感じました。西坂君や名願君のドリブル突破は脅威でした」とコメント。

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▽第101回全国高校サッカー選手権大阪予選
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