先制ゴールに喜ぶ大阪産大附イレブン(写真=会田健司)

 この名願のスーパーゴールで同点に追いついた履正社が試合の流れを掴む。

 22分、左サイドでFW9古田和之介(3年)が起点を作ると、クロスボールをファーのFW14川端元が折り返す。相手DFのクリアがこぼれると、拾ったMF8小田村優希(3年)が「決めたい気持ちが強かったので思い切り振った」と左足を振り抜くと、シュートはクロスバーに当たってゴールラインを割った。

 逆転に成功した履正社はさらに32分、相手GKのフィードの跳ね返りを前線で収めた古田からボールを受けた小田村が、DFを一人交わして右足を一閃。これがゴールネットに突き刺さり履正社に3点目が入る。

 3-1と2点リードで前半を終えた履正社は後半も主導権を握る。

 後半は古田に何度か決定機が訪れるも追加点とはならず。それでも履正社は相手のシュートを1本に抑え、危なげなく試合を締めくくり、3-1のまま大阪産大附を下し準決勝に進出した。

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▽第101回全国高校サッカー選手権大阪予選
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