鹿島学園 vs 水戸啓明(写真=矢島公彦)
攻めあぐねると、前半20分過ぎからは相手にボールを持たれる時間が増えてしまう。それでも上原を軸に守り、前半をスコアレスで折り返した。
迎えた後半も一進一退の攻防が続き、なかなかゴールをこじ開けられない。その中で後半17分に最大のチャンスが巡ってくる。MF大貫翼(3年)がペナルティエリア内でファウルを受ける。これで得たPKを上原が冷静に決め、リードを奪った。
その後は相手に押し込まれ、自陣で守る時間帯が増加。それでも組織的な守備で応戦し、相手を危険な位置に入れさせない。また、効果的だったのがチーム一体となった守備だ。FWと最終ラインがコンパクトな距離を保ち、連動した守りでボールを奪っていく。
▽第101回全国高校サッカー選手権茨城予選
第101回全国高校サッカー選手権茨城予選