鹿島学園が見せたチーム一体の守備…水戸啓明を1-0で下し3年連続の選手権出場を手中に

鹿島学園は3年連続の選手権出場を決めた(写真=矢島公彦)

 11月13日、第101回全国高校サッカー選手権茨城予選の決勝が行われ、鹿島学園水戸啓明を1-0で下し、3大会連続の選手権出場を手中に収めた。

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 「難しいゲームでした」と鈴木雅人監督が振り返った通り、試合の入り次第ではどうなるか分からなかった。しかも、鹿島学園は怪我人を抱えており、CB上原悠平(3年)も、FW林結人(3年)もコンディションが万全ではなかった。

 その中で迎えた大一番。チームは立ち上がりから主導権を握り、粘り強い守備からカウンターを仕掛けていく。9分には右サイドを崩し、チャンスを作る。右SB櫻井稜(3年)がクロスボールを入れると、FW若野晃大(3年)がヘディングでゴールを狙う。惜しくもこれは枠を捉え切れなかったものの、その後も積極的に仕掛け、FW林結人(3年)を軸に攻め込んだ。だが、肝心のゴールが生まれない。

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▽第101回全国高校サッカー選手権茨城予選
第101回全国高校サッカー選手権茨城予選