稲毛の10番MF岩井悠一郎は同点ゴールを奪った(写真=多田哲平)

 それからもFW11坂本一斗(3年)のミドルやFW13松浦一惺(2年)のヘディングを浴び、ゴールに迫られた。それでもDF2大竹結陽(3年)とDF12平岡羚斗(2年)のCBが体を張って、これを阻止。30分と38分にはいずれも岩井にチャンスを作られながらもGK1石橋寛大(3年)のファインセーブで凌いだ。

 そのまま80分とアディショナルタイムの前後半を終えて1-1。さらに10分ハーフの延長戦もそのままスコアは動かず、PK戦へと突入する。

 PK戦では3-3で迎えた4人目でどちらも失敗。勝負が決したのは6人目。佐原のキッカーGK石橋が冷静に決めると、稲毛側は失敗。サドンデスまで及んだ激闘を佐原がトータル5-4で制した。

 粘り強く勝ち切った佐原は決勝トーナメントへと駒を進める。

 一方で惜しくも敗れた稲毛も、称えられるべき戦いぶりだった。なかでも、岩井とMF7玉木響(3年)の優れたゲームメイク、坂本と松浦の鋭い抜け出し、終盤に好セーブを見せたGK1荒井レイ(3年)の集中力は際立っていた。

(文・写真=多田哲平)

▽第101回全国高校サッカー選手権千葉予選
第101回全国高校サッカー選手権千葉予選