2年生エースのFW郡司璃来は2ゴールを決めた(写真=多田哲平)

 市立船橋はこれで勢いに乗った。波多秀吾監督が「初戦というのもあって選手たちは緊張していたと思いますが、先制点が早いタイミングで入ったので、少し力が抜けてやれたんじゃないかな」と言うように、その後はボールを奪われても積極的なプレスでの即時回収を徹底し、主導権を掌握していった。

 13分には右サイドを抜け出したFW11渡邉慎和ムセマ(3年)のパスからゴール前に駆け上がっていた左SBのDF16内川遼(2年)が決めて2点目。さらに16分には再び渡邉のパスから丸山が押し込んで3点目。19分には左サイドを切り崩した丸山のパスに合わせて郡司が冷静に決めて、ものの20分弱で4点差とする。

 その後も、市立船橋の攻勢は留まることを知らなかった。20分過ぎにはドリブルで切り込んだ郡司が倒されて得たPKをボランチのMF8大塚清瑚(3年)が沈め、27分にはロングスローの流れから佐藤がヘディング弾をゴールに突き刺す。

 32分にはCKからDF5懸樋開(3年)が豪快に頭で決めて7-0。市立船橋は大量リードで試合を折り返した。

 後半は追加点まで時間を要したものの、60分にボランチMF18足立陽(2年)のミドルシュートで8点目を奪うと、66分には途中出場のMF6北川礁(3年)が蹴った左CKからDF5藤田大登(3年)が痛烈なヘディングで9点目をゲット。

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▽第101回全国高校サッカー選手権千葉予選
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