ゴールを喜ぶ日体大柏の選手たち
少しずつチャンスを増やしていく日体大柏は、前半32分のCKから、柏レイソル入団内定のFW15オウイエ・ウイリアム(3年)が観客を沸かす惜しいヘディングシュートを放つなど、さらに攻勢を強めていく。
それでも前半は双方ともに強固な守備を披露し、スコアレスで試合を折り返した。
後半が始まると、中央学院が前線からプレスをかけ始める。
それでも先にチャンスを作ったのは前半途中から押し込んでいた日体大柏。後半5分、左サイドの深い位置までドリブル突破したDF17岡田ナミト(2年)からのマイナスのパスに、オウイエ・ウイリアムが合わせてシュートを打つが、またも中央学院GK笹崎のファインセーブにあう。決定機逸にチャンスを演出した岡田は悔しさを表わす。
押され気味の中央学院は、後半25分にショートカウンターを発動。ペナルティエリア内の混戦からMF16田中晴祈(3年)がシュートを見舞うが、これはわずかに枠外に。
そして、拮抗した試合のスコアを後半31分に日体大柏が動かす。
前半から再三攻撃参加してチャンスに絡んでいたDF2寺村啓志(3年)がインナーラップしてボールを受けるとエリア内までボールを運びシュート。これがニアに決まり、貴重な先制点をもたらした。
その後、日体大柏は中央学院に反撃を許さず、寺村が決めた1点を守り切り接戦を制した。決勝では市立船橋と対戦する。インターハイ予選の決勝では2-3で敗れている相手に雪辱を果たせるか。
▽第101回全国高校サッカー選手権千葉予選
第101回全国高校サッカー選手権千葉予選