市立船橋 vs 日体大柏
そして日体大柏が勝負強さを発揮したのが後半だ。
後半3分、右サイドからのクロスを放り込むと、相手DFのクリアが小さくなったところを、抜け目なくゴール前に詰めていたオウイエ・ウイリアムが押し込み、待望の先制ゴールを決めた。
これで日体大柏は波に乗った。
後半10分、中盤でボールを受けたオウイエ・ウイリアムが前方へとスルーパスを供給すると、敵陣深くに抜け出した古谷がDFをかわしてゴールネットを揺らす。全国切符を手繰り寄せる大きな追加点だった。
さらに日体大柏は後半14分、オウイエ・ウイリアムがポスト直撃の強烈シュートを放つなど攻撃の手を緩めない。
苦しい状況に追い込まれた市立船橋にロングボールを駆使したパワープレーを受けながらも、この反撃をはね返していき、最後まで大きな決定機は作らせなかった。
そして2-0で見事に勝利。大舞台で1得点・1アシストとプロ内定の実力を証明したオウイエ・ウイリアムをはじめ、日体大柏の選手たちは大きな成長ぶりを披露。FW11吉田眞翔は鋭い抜け出しと献身的なチェイシングを繰り返した。
夏のインターハイ予選で苦汁を飲まされた強豪に攻守に隙のない戦いぶりでリベンジを達成。全国での躍進の期待が膨らむ勝利だった。
▽第101回全国高校サッカー選手権千葉予選
第101回全国高校サッカー選手権千葉予選