麻布も最後まで反撃の姿勢を崩さなかった(写真=多田哲平)
後半も怒涛の攻撃が続く。タクトを振るったのはトップ下のキム・ヒョンジョンだ。巧みなドリブルとパスでチャンスを演出していった。
42分の6点目はそのキム・ヒョンジョンのパスを受けたFW16チョン・チャンゴン(2年)が決めたもの。さらに43分に右サイドからのクロスをリュ・サンウが滑り込みながら決めて7点目をもたらす。リュ・サンウはこの日4得点。
また50分には相手GKからボールを奪ったMF6キム・セリャン(2年)が8点目。69分にはチョン・チャンゴンがこぼれ球に詰めて9点目を決め込む。
71分にはMF21パク・カンシン(2年)が、75分にはMF13ク・ギョチャン(3年)といういずれも途中出場の選手が加点。40+4分には左SBのDF5チ・テギョル(3年)からのクロスを逆サイドのMF21パク・ソンリャン(3年)が折り返し、これをク・ギョチャンがフィニッシュしてゴールラッシュを締め括った。
東京朝鮮は12-0の快勝で好発進。2回戦では都立紅葉川と対戦する。
一方の麻布は1、2年生のみということもあって大差をつけられてしまったものの、立て続けの失点でも最後まで心を折らず反撃の姿勢を示し続けたのは素晴らしかった。DF3三角賢信(2年)、DF4玉木洸(1年)、DF5岸本惺太(1年)のCBトリオは体を張り、またボランチのMF13末武士道(1年)は運動量豊富にボールを追い、懸命に前に運ぼうと試みた。
(文・写真=多田哲平)
▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選