MF茂木勇翔の”直接CK弾”で東京が2回戦突破!都立国立も積極守備が光る
東京のMF茂木勇翔はCKで直接ゴールネットを揺らした(写真=佐藤亮太)
第101回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選2回戦が10月8日に各会場で行われた。
東京と都立国立の試合は前半、中盤でのボールの奪い合いに終始。互いにピンチもチャンスもないまま、スコアレスで時間が進んだ。
ゲームが動いたのは後半12分、東京のCKのチャンス。キッカーMF14茂木勇翔(2年)が直接決めて先制する。その後、点が動かないまま試合終了。東京が1-0で勝利を収めた。
「練習通り」と話した殊勲のMF茂木は「キックは得意で自信があります。良い形でクロスがあがり、吸い込まれるようにゴールに入った。相手の守備が堅かったので自分のゴールで勝たせられて嬉しい」と満面の笑みを浮かべた。
ただし東京としては本来はボールをもっとつなぎたかったが、特に前半は蹴り合いに付き合う時間が続き、やりづらさこの上なかったはず。後半は飲水タイム後から終盤にかけて、サイド攻撃やカウンターから押し込んでチャンスを作ったものの、やはり崩せず、追加点を挙げられなかった。それだけにMF茂木の得点は文字通り、値千金といえる。
苦戦が強いられたなか、攻守をけん引したのがDF9佐藤弾(3年)。名は体を表すように、弾けるようなフィジカルを生かした守備と攻撃では弾丸のような推進力を見せた。普段は左SBだが、この試合は急遽右サイドハーフで先発。しかし前半は機能できなかったことから、直訴し、後半は左SBに戻ってのプレーとなった。
「対人の強さが僕の武器。しっかりできました」とDF佐藤。際どい試合で完封に貢献した。
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