本郷 vs 都立東久留米総合

 後半、最初にチャンスを迎えたのは本郷。2分、MF6頼潤之介(3年)がヘディングシュートを放てば、MF17高橋隆(3年)、MF19高橋遼(2年)が立て続けにゴールに迫るも、都立東久留米総合守備陣がすんでのところでクリア。このまま本郷ペースで進むかに思われたが、都立東久留米総合も徐々に落ち着きを取り戻し、MF23水谷俊太(2年)を中心に再びポゼッション率を高め試合は膠着状態に。

 そんな中、試合を動かしたのは前半途中から交代で入った都立東久留米総合のFW9齋藤聖和(3年)だった。左サイドから切れ込みながら右足を一閃。強烈なシュートをゴールに突き刺し勝負を決定づける2点目を決めた。その後、本郷もセットプレーなどからゴール前まで迫るも都立東久留米総合が耐えしのぎ2回戦を突破した。

 本郷も気持ちの強さを前面に出し攻守で都立東久留米総合を苦しめたが、後半序盤の数ある決定機を決め切れなかったのが最後まで響いた。

(文・写真=菊地亮)

▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選