ところが関東一は、立ち上がりから攻め込みながらもゴールを奪えずにいると、25分にDF14上手雄生(3年)に約30メートルの直接FKを豪快に決められ、先制を許してしまう。

 それから7分後の32分にCKからDF5鹿子島尚人(2年)のヘディング弾で同点としたものの、その後も武蔵の粘り強い守備を打破するのに苦慮。39分のFW10本間凜(3年)のヘディングもわずかに枠を逸れた。

 後半にはFW11清水大生(3年)とMF23小松奏哉(2年)を両サイドに投入して圧力をかけたが、なおも武蔵の固く閉ざされたゴールをこじ開けることができない。

 50分の本間のヘディングはGK21丸山凱智(2年)に止められ、62分の小松のボレーシュートは右ポストを叩いた。さらに68分、80+2分の本間の会心のシュートでも、GK丸山の牙城を打ち崩すには至らなかった。

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▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選