多摩大目黒も粘り強い戦いぶりを見せた(写真=多田哲平)

 すると75分にはカウンターで前線に一気に抜け出したFW17横山夢樹(2年)が豪快にゴールを撃ち抜き追加点。大きなリードを得る。

 その後、多摩大目黒の猛反撃を大田とDF4梅木怜(2年)のCBコンビを中心に凌ぐと、80+8分に横山が再びゴールを奪い、勝負あり。途中出場の2年生アタッカーはこの日2得点の活躍だった。

 日比威監督は「最終ラインのコントロールがしっかりできてゼロに抑えられたのはひとつの勝因。そう点は取れるものじゃない。今日3点取ったのは上出来だし、1点で逃げ切ってもおかしくない試合内容だった。全員がやるべきことをよくやって相手の良さを消していた」と攻守に手応えを語った。

 見事に勝利した帝京は、13年ぶりの冬の全国へあと2勝。準決勝では國學院久我山と対戦する。

 一方で多摩大目黒の奮闘も見逃せなかった。その健闘ぶりには敵将の日比監督も「T2(東京都2部)レベルではない。プリンスでも十分に戦えるくらい能力が高いと思う。バランスも距離感も良くて2次攻撃、3次攻撃ができる。今後は1番脅威になるかもしれない」と称賛するほど。DF10鈴木善(3年)が3バックの位置から前線に飛び出して攻撃の起点となれば、MF7松本尚也(3年)はテクニカルなドリブルを見せ、FW9伊藤義人(3年)は鋭い飛び出しでゴールに迫った。またMF5関谷敦史(3年)のロングスローも相手の脅威となった。

(文・写真=多田哲平)

▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選