大森学園 vs 関東一

 前半を1-1で折り返すと、後半立ち上がりに大森学園が好機。ゴール付近で関東一からボールを奪うと、MF若原がシュート。しかしボールは枠を捉えられない。関東一もその直後、FW鹿岡が右サイドから攻め上がり中央へパス。これをFW10本間凜(3年)がシュートを放つも、惜しくも枠を外れてしまう。

 試合はその後、関東一が主導権を握る展開。しかし大森学園はDF2大澤郁輝(3年)を中心に粘り強いディフェンスを見せ得点を許さない。後半は両チームとも無得点で終えると、延長戦では関東一の決定機を大森学園DF大澤が体を張って防ぐなどスコアは動かず、試合はPK戦に突入する。

 突入したPK戦は大森学園が先攻。両チームとも3人目まで成功。大森学園は4人目も成功するも、関東一の4人目を大森学園GK今井がセーブ。大森学園は直後の5人目も落ち着いて決め、PK戦を5-3で勝利。関東一の3大会連続選手権出場を阻止し、Bブロック4強まで躍進を遂げた第100回全国高校サッカー選手権東京予選に続き2大会連続で、西が丘で行われる準決勝へと駒を進めた。

(文・写真=風間久志)

▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選