実践学園 vs 東京朝鮮中高級学校
後半に入っても実践学園は主導権を手放さない。2分、FW小嵐がゴール前でシュートを放つも、これは東京朝鮮中高級学校GK1チ テギョル(3年)がキャッチ。後半10分にはここまで再三サイドから好機を演出してきたMF7松田昊輝(2年)がゴール前で体を反転しシュート。しかしこれもゴールには至らない。
しかし実践学園は後半17分に待望の追加点を奪う。セットプレーからMF牧山のプレースキックはGKチ テギョルがクリアするも、そのこぼれ球をDF4山城翔也(2年)が押し込みリードを2点に広げる。
2点差とされた東京朝鮮中高級学校も反撃。後半23分、MF11チョン テナム(3年)が右サイドから攻め上がり中にクロス。MFリュ サンウがシュートを狙うも、これはジャストミートせず。さらに25分、MF10パク ソラがドリブルでボールを運び実践学園ゴールに迫るも、得点を奪うことができない。
すると実践学園は後半28分、途中出場のMF15関根宏斗(2年)からMF牧山へとスルーパスが通ると、牧山が相手GKとの1対1を落ち着いて決め3点目を奪う。実践学園はその後も37分、38分と立て続けにゴールを奪いリードを5点に広げる。
東京朝鮮中高級学校は途中出場のDFキム サンユン(2年)を中心に、必死にゴールを目指すも実践学園のディフェンスを崩すことができずタイムアップ。終始危なげなく試合を運んだ実践学園が5-0で東京朝鮮中高級学校を下し、西が丘で行われる準決勝へと駒を進めた。
(文・写真=風間久志)
▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
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