先制機は10分に訪れる。敵陣中央でボールを受けた塩貝が巧みなターンで相手のマークを振り切ると、左足の鋭いシュートでゴール左を撃ち抜いた。

 ところがその後は帝京に主導権を明け渡した。31分にロングスローの流れからFW9橋本マリーク識史(3年)のクロスに合わせたFW13齊藤慈斗(3年)のヘディング弾で同点とされると、前半終了間際の40+1分にはCKのこぼれ球からDF2島貫琢土(3年)にボレーシュートを決められて一気に逆転されてしまう。

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▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選