明桜vs秋田南(写真=竹内松裕)

 明桜はボランチの小野亮輔が中盤の高い位置でボールを左右に展開し、秋田南の陣形に揺さぶりを掛けてズレを作っていく。すると前半20分に追加点を奪う。MF小笠原義斗(3年)がミドルシュート。そのこぼれ球に臼田がきっちり詰めて2-0に。その3分後には低い位置でボールを持った藤山が前線にスルーパス。臼田のスルーを受けたMF大町璃音(3年)が冷静に決めて3-0にする。

 秋田南はMF佐藤大空(2年)がボールを奪ってサイドから攻め上がるが、ペナルティエリアに近づく前に潰されシュートまで持ち込めない。

 押し込む時間が長くなる明桜は最終ラインのDF久米颯(3年)らも高い位置を取り、積極的にビルドアップに関与。ボールを前後に動かしたりサイドチェンジしたりしながら、食い下がる秋田南の体力を削り取っていく。前半終了間際、小野がディフェンスラインの裏に浮き球を供給すると、タイミングよく抜け出した藤山がうまく頭で合わせて4-0で折り返す。

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▽第101回全国高校サッカー選手権秋田予選
第101回全国高校サッカー選手権秋田予選