明桜vs秋田南(写真=竹内松裕)
後半も押し込む明桜と自陣で守る構図は変わらず。そして後半17分に明桜がスコアを動かす。右からのクロスを途中出場のMF吉田秀(2年)がうまく流し込んで5点目。その2分後にはDF小笠原義斗(3年)がペナルティエリア外でフリーになると、狙いすましたミドルシュートを決めた。
秋田南は3年生が今夏の高校総体後に引退し、2年生と1年生が中心。それでもキャプテンの佐藤を中心に、最後までファイティングポーズを取り続けてゲームの空気が崩れることはなかった。だが1点は遠く、途中出場のFW佐藤拓海(3年)らに3点を追加され10-0で試合終了。
秋田南の楢岡直志監督は「力の差を感じたが、現状では精一杯やった。すべてにおいてこれから鍛えていかなければ」と述懐。点差が開いても戦う意思を表現したことについては「それは常に言っている。秋田県リーグでは諦めてしまう時期もあったが、すごく成長して最後まで戦う気持ちを見せてくれた。可能性はまだまだある」と前を向いた。
▽第101回全国高校サッカー選手権秋田予選
第101回全国高校サッカー選手権秋田予選