日体大柏 vs 芦屋学園

 後半に入っても日体大柏が主導権を握る展開。51分、ゴール前にボールを運ぶと、FW平野がチームのキャプテンであるFW11吉田眞翔(3年)へパス。これを吉田が体をターンさせながら受け左足を一閃。これが3点目のゴールとなり、試合を優位に進める。

 なんとか得点を奪いたい芦屋学園の反撃は直後の54分。セカンドボールを拾い攻撃を仕掛けると、途中出場の途中出場のFW13野田恵佑(3年)がDFの背後へと抜け出し、日体大柏GK原田眞透(2年)との1対1を落ち着いて決め、2点差に迫る。

 その後も攻勢を強める芦屋学園は、チームの武器であるDF4柏木雄太(3年)のロングスローやセットプレーなどからゴールを奪いにかかると、さらに空中戦にも強い柏木を前線へと配置。ロングボールを中心に攻撃を仕掛け続けていく。

 しかし日体大柏もDF3古金谷悠太(3年)やDF5柴田光琉(3年)らを中心としたディフェンス陣がハードワーク。体を張って得点を許さない。すると間もなく試合終了のホイッスルが吹かれ、初出場校同士の対戦は日体大柏が3-1で勝利。見事に選手権初勝利をあげた日体大柏は、31日に行われる2回戦で丸岡(福井)と対戦する。

(文・写真=風間久志)

▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権