丸岡 vs 高知

 後半に入ると高知は47分、前回大会で高川学園が見せ話題になった「トルメンタ」を披露するなど、セットプレーからゴールを奪いにかかると、52分、途中出場のMF山本愁斗がゴール前でボールを奪い、FW10角田颯磨(3年)へとパス。角田が右サイドから運びシュートを放つと、ボールはネットに突き刺さり高知が試合を振り出しに戻す。

 勢いに乗る高知は67分、ゴール前の混戦からMF山本がシュートを放つもボールはポストを直撃。68分にはFW角田からMF山本へとつなぎ、山本がFW村田へパス。これをフリーの状態で村田が受けるもシュートは枠を外れ決定的なチャンスを逃す。

 同点以降は高知に押し込まれる場面が多くなった丸岡も試合終盤に攻撃を仕掛けると、途中出場のMF13名倉洸悠(3年)が何度もチャンスメイク。FW小関やMF渡辺らが惜しい場面を作るもゴールを奪うことはできず、試合はPK戦へと突入する。

 PK戦に入っても緊迫した戦いは続く。両チームとも5人全員が成功し、サドンデスへ。丸岡の6人目が決めたのに対し、高知は6人目が失敗。PK戦を6-5で制した丸岡は、31日に行われる2回戦で日体大柏(千葉)と対戦する。

(文・写真=風間久志)

▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権