MF今野友聖のゴールで1点を返す(写真=矢島公彦)

  対する龍谷のスターティングイレブンは、GK1音成啓太(3年)、3バックは右から15川村幌太(2年)、18島村岳(2年)、4松藤修士(3年)。中盤はアンカーに2野口智隆(3年)が構え、ウイングバックの右がキャプテンの9今野友聖(3年)、左が11竹内侑希(3年)。シャドーポジションに8山並仁貴(3年)と6花田真之介(3年)。2トップは20中田脩斗(3年)と10乗冨璃弥哉(3年)が組んだ。

  キックオフ直後に獲得したCKで昨年、ベスト4に進んだ高川学園(山口)が多用した「トルメンタ」を披露し観衆を沸かせた龍谷。ただ、鹿島学園はそこに怯むことは一切なく、力強く立ち上がりから試合を動かした。

  まずは4分、右サイドの崩しから9若野が放ったシュートのこぼれ球を「枠内に撃つことを心掛けた」10林が素早く詰めて先制。続く8分には右サイドから8大貫が投げたロングスローのこぼれ球を9若野が冷静に流し込んで2点目。電光石火の2点リードを奪った鹿島学園はサイドチェンジとペース配分を使い分けて前半を折り返した。

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▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権