鹿島学園が2-1で勝利(写真=矢島公彦)
しかし、後半になると試合の様相は一変する。5バックにされていた前半の反省を踏まえ、9今野、11竹内の両ウイングの位置を高くしたことで前線に6枚を入れることができるようになった龍谷は、後半キックオフ直後から次々とチャンスを創出。
51分には9今野が自ら蹴った右クロスのこぼれ球をゴール前で詰めるという驚異の運動量を発揮し1-2。その後も79分には8山並が抜け出し相手GKとの1対1からシュート。アディショナルタイムには交代出場のFW19山田龍之介(3年)が強烈なバイシクルシュートを放つなど、鹿島学園を最後まで苦しめた。
それでも鹿島学園はGK1木村を中心に最後の一線は許さず。虎の子の2点を守り切った鹿島学園が3大会連続となる選手権初戦突破を決め、岡山学芸館(岡山)との2回戦へ駒を進めている。
(文=寺下友徳、写真=矢島公彦)
▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権