対して守勢にまわる星稜は、コンパクトな陣形から激しいチェイシングを試みるが、なかなか機能せず。ロングスローなども駆使してくる東山に押し込まれる時間帯が続く。

 次第に星稜もボールを持ち押し込めるようになったものの、東山は前半21分に隙を突いて先制点を奪う。星稜の後方でのビルドアップの乱れを見逃さず、FW15豊嶋蓮央(3年)がボールをカットすると、そのままシュートに持ち込み、ゴールネットを揺らしてみせた。

 先制点を献上した星稜は、同点ゴールを目指して攻撃を組み立てるが、中盤まではボールを運べても、その先からゴール前になかなか前進できない。結局東山が1-0のリードで試合を折り返した。

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▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権