星稜 vs 東山

 後半も、リードしている東山が主導権を握って星稜ゴールに迫り、追加点を狙う。すると後半17分、右サイドの深い位置までドリブルで持ち運んだDF2石井亜錬(3年)からのクロスに、豊嶋がヘディングで合わせて追加点。豊嶋のこの日2点目で東山がリードを広げた。

 2点のビハインドを負った星稜は攻勢を強め始め、後半23分にロングスローからMF15大木彪悟(3年)がゴールを奪取するも、反撃はここまで。最後までペースを落とすことなく押し込み続けた東山が、時間を上手く進めるとリードを守り切って2-1で勝利を収めた。2回戦では聖和学園(宮城)と対戦する。

 主導権を握って攻め込み続けた東山のアグレッシブさは素晴らしかったが、一方で、チャンスが少ないながら一矢報いて諦めない姿勢を見せた星稜の戦いぶりも称賛に値するものだった。

▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権