青森山田 vs 広島皆実
後半に入っても青森山田のペース。すると46分、ゴール右の位置でFKを得ると、MF芝田のプレースキックをゴール前のFW小湊が頭ですらす。そのボールに反応したDF4三橋春希(3年)がヘディングで押し込み、先制点を奪う。
リードを奪った青森山田は、スピードのあるMF16高良幸之介を投入し、サイドからの攻撃に厚みを持たせて攻め続ける。広島皆実は守備に追われる時間が増え、徐々に足が止まり始める。すると62分、広島皆実はFW10藤井颯天(3年)を投入し、なんとか局面の打開を図る。
その後も青森山田はFW小湊やMF奈良岡がチャンスメイク。67分には小湊がボールを運ぶと奈良岡へパス。さらに奈良岡が小湊にリターン。足元に収めれば大きなチャンスとなったが、小湊のトラップが長く、決定機を逃してしまう。
しかし追加点こそ奪うことができないものの、青森山田はDF多久島、DF三橋を中心としたディフェンス陣が広島皆実の攻撃陣をシャットアウト。試合はそのまま終了し、セットプレーから得点を奪った青森山田が1-0で広島皆実を下し3回戦に進出。連覇に向けて好発進した。
(文・写真=風間久志)
▽第101回全国高校サッカー選手権
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