尚志 vs 国見

 後半に入っても主導権は尚志が握る展開。しかしここまで好プレーを披露していたFW網代が負傷のため交代。FW11笹生悠太を投入する。

 尚志は前半同様、FW鈴木の突破やサイドからの仕掛けなどから再三国見ゴールを脅かすも、国見はGK1今村泰斗(3年)による再三の好セーブやディフェンス陣の“一歩の寄せ”が奏功し、最後の部分でゴールを許さない。

 すると70分以降はやや“攻め疲れ”の見える尚志に対し、攻守からいいリズムを掴んだ国見が押し返すし、尚志ゴールに迫っていく。しかし国見もフィニッシュにやや精度を欠き、両チームともゴールを奪うことができず試合はPK戦へと突入する。

 PK戦に入ると、両チームとも3人目までは全員が成功する展開。するとまたもや国見GK今村が躍動する。尚志の4人目をストップすると、国見は4人目も落ち着いて決める。尚志5人目のキックがバーを大きく越えてしまい、前後半0-0からのPK戦を4-3で国見が勝利。2戦連続でPK戦を制した国見は3回戦で青森山田(青森)と対戦する。

(文・写真=風間久志)

▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権