明桜は初戦敗退(写真=森田将義)

 明桜の13番FW佐藤拓海が「東福岡と飯塚の決勝やプリンス参入戦を見ていて、13番MF池田悠夢のカットインが鍵になると予想していた」と振り返った通り、序盤は攻撃陣にボールを入れても、池田と15番FW芳野凱斗に自由を与えて貰えない。チームの生命線である高い位置でのプレスも、2番DF松島朝日が怪我の治療でピッチから離れ、10人での戦いを強いられたため、自ずと重心が低くなり、前から行けない時間が続いた。

 上手く行かないなりに、個で打開できる選手がいるのもチームの強みである。前半27分にはミドルゾーンで得たFKを17番DF藤井葉大がゴール前に入れ、4番DF坂本海凪太が頭で合わせたが、シュートは枠を捉えられない。32分に左CKから放った5番DF片山敬介のヘディングシュートも左ポストに阻まれた。苦しい中でも見せ場を作る中、歓喜が訪れたのは40分。芳野が中央を抜け出し、左に展開すると、DFの背後を飛び出した池田がゴール前にパス。最後は「観客がいたら、ワクワクするタイプ。パワーを貰えるというか、良い雰囲気で試合に入れました」と振り返る9番MF原翔聖が冷静にダイレクトで合わせ、飯塚が先制した。

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▽第101回全国高校サッカー選手権
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