対して東山も聖和学園のスタイルを理解しているようで、ボールを持たれるのを割り切りながらも、機を見たハイプレスで自由にさせない。すると中盤で一進一退の攻防が続くなか、次第に東山がボール保持率を高めていく。

 もっとも前半は両チームともに大きな決定機はなく、0-0で試合を折り返す。目立ったチャンスと言えば、聖和学園のMF14藤田晴(3年)が相手ペナルティエリア内でボールを奪ってシュートを放った27分のシーンくらいだったが、これも大きく枠を外れた。

【次のページ】 2回戦 東山 vs 聖和学園(3)

▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権