日大藤沢 vs 神村学園

 後半に入ると神村学園はMF高橋に代えMF10名和田我空(1年)を投入。立ち上がりから攻守の切り替えが早い攻防が続く中、日大藤沢が先手を取る。

 51分、日大藤沢はCKのチャンスを作ると、DF宮崎の精度の高いプレースキックに身長198cmのFW森重が打点の高いヘディングシュートを叩き込み先制点を奪う。すると日大藤沢は森重をCBへとポジションをチェンジし、前線にFW9有竹翔吾(3年)を配置する。

 しかし神村学園は直後の55分、左サイドからのクロスにFW福田が日大藤沢GK1岡本亜鶴(3年)と競り合うと、そのこぼれ球をDF3大川翔(3年)がシュート。これがネットを揺らし、神村学園がすぐさま試合を振り出しに戻す。

 その後、選手交代のカードを切りながらゴールを奪いにかかる日大藤沢、神村学園も後半終了間際にチャンスを作り日大藤沢ゴールに迫るものの得点を奪うことはできず、試合はPK戦へと突入する。

 PK戦に入ると、神村学園GK1広川豪琉(3年)が日大藤沢の1人目をストップ。その後は両チームとも4人目まで全員が成功させると、神村学園は5人目のMF名和田が落ち着いて決め勝利。スコア1-1からのPK戦を5-3で制した神村学園が準々決勝進出を決めた。

(文・写真=風間久志)

▽第101回全国高校サッカー選手権
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