青森山田 vs 明桜
この試合で存在感を放ったのが青森山田のMF高良幸之介。先制ゴールに加え、セットプレーでは高良の左足が何度も明桜ゴールを脅かしていた。高良はインターハイではメンバーには選ばれなかった。その悔しさを胸に、和倉ユースで活躍。さらに記念すべき第1回のU18青森ユースサッカーフェスティバルでも「1回目ということで、やはり青森山田が優勝しなければならないと思う」と意気込む。
高良は先制ゴールのシーンについて「最初にシュートを打ったのは(MF櫻井)廉。そのこぼれ球をしっかり隅に流し込めて良かった」と冷静に振り返る。
インターハイでは早すぎる敗戦を喫した青森山田。これから冬に向け、積み上げていかなければならないものとは…。高良は「インターハイでは負けてしまったが、プレミアリーグと選手権の2冠はしっかりと獲りたい。自分は体力がないので、まだまだ走力も足りない。サイドプレーヤーとしてそこはいちばん大事だと思っているので、そこはもっともっとレベルアップしていきたい」と話す。
夏の悔しさは必ず冬に晴らす。逆襲に燃える青森山田のMF高良幸之介は自身の課題を克服し、さらなる進化を遂げるはずだ。
(文・写真=風間久志)
▽第1回U18青森ユースサッカーフェスティバル
第1回U18青森ユースサッカーフェスティバル