青森山田 vs 仙台育英

　このゲームで何度も声を張り上げ、チームを叱咤激励、鼓舞していたのが青森山田のDF三橋だ。三橋は試合後「先に3点を奪っていい流れで来ていた中で失点してしまい、気持ち的にもそのまま落ちてしまった。そういう悪いクセがあるので、この大会でどう改善してプレミアまで持って行くかというのは課題。ただ最後はしっかり粘って1点差で勝てたことは大きいと思います」と話した。

　初開催となる青森ユースについては「地元で行われる大会なので、何がなんでも優勝しようと話している。和倉から青森ユースという厳しい連戦の中で、自分に負けないでどう戦っていくかが大事だと思っています。まず自分に勝てないと相手にも絶対に勝てないので。どれだけ厳しい状況でもまず自分に勝つことやチームのために走ることとか、そういう基礎的なことをレベルアップしていきたいです」と話す。

　連覇を狙ったインターハイは2回戦で敗退。「インターハイでは最後まで走り切って、相手のやりたいことをさせないというのが自分たちはできていなかったですし、今日の試合でもそういう部分ができていなかった。45分ハーフになった時に、最後どれだけ走れるかというのが自分たちに課せられている課題なので“走り切る”ということをこの大会を含め、これからしっかりやっていきたいです」とさらなるレベルアップを目指す。

　プレミアリーグ、選手権について聞くと「去年の3年生を見てきた中で、いい部分は盗んでいきたい。冬までに積み上げていければ、優勝を狙える力は十分にあると思います」と意気込みを語った。

(文・写真＝風間久志)