後半に入ると、先にスコアを動かしたのは東山。左サイドから攻め上がったMF清水楓之介がシュートを放つとボールはネットを揺らしリードを2点に広げる。さらに東山はDF石井亜錬がヘディングシュートを叩き込み3点目を奪う。
東山 vs 初芝橋本
しかし初芝橋本も反撃。途中出場のFW大薗一柊が豪快なダイビングヘッドでネットを揺らし1点を返す。東山のキャプテンDF新谷陸斗が「失点してしまい反省点のある試合になってしまった」と話したが、その後は初芝橋本に追加点を許さず試合終了。3-1で勝利し、栄えある「第1回U18青森ユースサッカーフェスティバル」の初代王者に輝いた。
DF新谷は足を負傷していたが「やるしかなかったんで。やり切ったという感じです。優勝したことが何よりうれしいです」とコメント。今大会ではインターハイで敗れた矢板中央(栃木)や和倉ユースの準決勝で敗れた日大藤沢、そして何より今まで何度も苦汁を飲まされてきた青森山田に勝利しての大会制覇だけに会心の優勝と言えよう。
しかしチームの主軸を担うMF真田が「青森山田をはじめとした強豪チームと戦って、自分たちにはまだまだ足りていない部分があるなと感じた。小さい1つひとつのことから、練習でしっかり積み上げていきたい」と話すように、チームに慢心はない。目標である“日本一”を達成するため、選手権制覇まで日々努力を続ける。
(文・写真=風間久志)
▽第1回U18青森ユースサッカーフェスティバル
第1回U18青森ユースサッカーフェスティバル