静岡学園 vs 神村学園
0-7という衝撃的な大敗を喫した静岡学園。福田を止めることが出来ず起点を作られ、西丸や積に自由を許してしまった。さらにこの日は最後まで攻撃が噛み合わず、何度か10番MF髙橋隆大がさすがのドリブル突破を披露したものの、連動した崩しは見られなかった。
今年のチームはプレミアリーグWESTでここまで3位と、結果だけ見れば好調だが、川口修監督は内容に満足しておらず、この試合でも新戦力を試していた。
「(0-7は)初めて見ました」と話した川口監督。しかし「去年もインターハイの準決で青森山田にやられて良くなった。これがきっかけになるゲームになってくれれば」と選手たちの奮起に期待した。
一方、見事な勝利を収めた神村学園。インターハイの前にコンディションを崩し、初戦敗退となってしまったが、コンディションもようやく戻ってきたようだ。インターハイ直後はメンタル面も落ちていたが、チームで守備の決まり事を作ったことで迷いもなくなり、それが本来持っている攻撃面の良さも引き出した。
両チームの明暗がくっきり分かれたが、両チームにとってキッカケになる一戦になったのではないだろうか。
(文・写真=会田健司)
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