今季J3デビューも果たしたFC今治U-18MF馬越晃(2年)(写真=寺下友徳)

 一方、地元開催のインターハイで初の全国大会を経験した徳島科学技術は、ベンチ入り含め全員が2年生以下の「4-4-2」システム。GKが51山口真広(2年)、DFは右からインターハイ経験者の74赤尾凌空(2年)、47松下大河(2年)、インターハイの左SBからCBに転じた44古川大将(2年)、83宗本海晟(2年)中盤はダブルボランチが37竹中和(1年)と33野崎光咲(2年)。右に76宮田暖人(1年)、左にインターハイフル出場の75鹿耳大空(2年)。縦関係の2トップは頂点に30鈴江京太郎(1年)、その下に42森生成(2年)のインターハイ経験者2人となった。

 試合は終始「岡田メソッドを用いながら、トップ選手を輩出することを目標にしている」(工藤直人監督)FC今治U-18の試合巧者ぶりが光る展開に。選択肢が多く持てるファーストタッチを基盤とする彼らは、ハイブレスからのショートカウンターを持ち味とする徳島科学技術をビルドアップとロングボールの使い分けで遮断。23分に自陣からのロングボールに反応したFW高須賀が相手GKと接触しながらも先に頭で合わせ先制すると、29分にも高須賀が自ら獲得したPKを決めて2点目。相手には1本のシュートも撃たせぬまま2-0とFC今治U-18がリードで折り返した。

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▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ四国 プレーオフ(参入戦)
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