都立武蔵丘のMF三枝倫己(左)は一矢報いるゴールを決めた(写真=多田哲平)

 この先取点で勢いを増した明大中野はここから吹っ切れたようにゴールを重ねる。

 53分、左サイドを抜け出た高尾が巧みなファーストタッチでバイタルエリアに進入し、至近距離からゴールを撃ち抜いた。

 さらに57分には右サイドでボールを持ったFW11荒牧晃大(2年)が放った内巻きのクロスがそのままゴールに吸い込まれ、3点目をゲット。

 終了間際の79分に1点を返されたものの、終わってみれば3-1の快勝で準々決勝進出を決めた。

 もっとも都立武蔵丘の粘りのある戦いも見応えがあった。DF4丸山健之介(2年)は献身的にカバーリングをこなし、右サイドの小林は強引な突破から度々チャンスメイク。また79分に決めたMF20三枝倫己(2年)の右足ミドルも見事だった。

(文・写真=多田哲平)

▽令和4年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和4年度東京新人戦(新人選手権大会)