12月17日、高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)が神奈川県内で行われた。参入5枠を8チームで争い、この日の決定戦で勝利した4チームがまずは昇格を決めた。

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　横浜市にある保土ヶ谷サッカー場で行われた八千代と栃木SC U-18との試合は前半14分に動いた。栃木SC U-18MF7荒瀬悠征(3年)のパスを受けたMF20佐藤佑磨(2年)がドリブルで進入するとゴール左からシュートを決め込んだ。これが決勝弾となり、栃木SC U-18が1-0で競り勝ち、プリンスリーグ関東2部参入を決めた。

　チームを勝利に、昇格に導いたMF佐藤は「監督からは『ボールを持ったら、縦に行け』と言われた。ゴール前だったのでシュートしか考えていなかった」と振り返る。気持ちの乗ったシュートが得点となった。

　振り返れば、不思議な試合だった。

　シュート数は両チームともに4本ずつながら、前後半とも終始、八千代がボールを握り続け、攻めに攻め、押し込んでいた。

　攻める八千代、守る栃木SC U-18。

　前後半、同じように見える光景だが、その内実はまるで違っていた。