5節を終わり、上位2チームがやや抜け出している印象のあるT2リーグ。4月16日に清瀬内山運動公園サッカーグラウンドで行われたの第6節は、その上位2チーム、都立東久留米総合と多摩大目黒の一戦。ここまで負けなし、全勝同士のT2頂上決戦だ。
試合回開始直後から、都立東久留米総合14番・川上翔が左サイドを駆け上がり、10番が中盤を駆け回る。前からのディフェンス、インターセプトからの素早い攻撃の意識が徹底しており、右左両サイドに中央突破にとスピード感あふれる自在な攻撃を見せる都立東久留米総合。ここまで5試合で21得点をあげている質の高い攻撃がこの日も姿を見せた。
対して多摩大目黒も負けずと決定的なシーンを作る。30分には11番・辻川嵩人がシュート、GKが弾いたところを10番が再度シュート。これを都立東久留米総合DFがクリア、さらに20番がシュートを放つも、惜しくもゴール脇に逸れる。さらに攻撃は続く。多摩大目黒が立て続けにフリーでシュートを放つが、都立東久留米総合DF陣が体を張ってブロック。ゴールを割らせない。
しばらく防戦が続く都立東久留米総合だったが、一瞬の隙を突きカウンターで一気に前へ。36分、左サイドから中央へ折り返しシュート。これを多摩大目黒GKがナイスセーブ。これまで5試合で3失点と、リーグ屈指の守備力を誇る多摩大目黒。この試合も、しっかりとシュートコースを押さえるDF陣との連携が途切れていない。
その多摩大目黒もすかさず反撃。40分過ぎには左からのロングスローに合わせてボレーシュートを放つが惜しくもゴールやや左。
目まぐるしく攻守が代わる手に汗握るスリリングな展開に、応援のギャラリーも固唾をのんで見守る中、前半は両者譲らずあっという間に0対0で終了。後半に期待がかかる。