後半に入っても都立東久留米総合が得意のボール回しでペースを渡さない。
 すると6分、中盤で3番・朝倉一寿がボールを受けると今村へ縦パス、リターンを受けるとGKの位置を見てハーフライン付近からロングシュート。これがゴールに吸い込まれ追加点となる。

 対する国士舘も15分過ぎから選手交代でリズムを変え、徐々に巻き返しにかかる。
 20分には替わって入ったMF16番がミドルレンジからシュート。ドライブ回転がかかったボールは惜しくもゴール上に。
 その後も鋭い出足からボールを奪い、10番にボールが収まる回数が増える。ゴール付近までボールを運ぶが最後の精度のところでシュートまで持っていけない。

 都立東久留米総合は攻め込まれるもカウンターで相手ゴールを脅かすが国士舘のCBキャプテン朝倉とCB4番を中心とした守りで追加点を許さない。
 国士舘ペースのまま44分途中出場の19番が左サイドから中央に切り込みシュート。これはGK正面。このままスコアは動かず試合終了。
 試合巧者の都立東久留米総合が前半、後半の立ち上がりのスキを見逃さず勝利をモノにし、勝ち点で多摩大目黒を逆転。優勝をぐっと引き寄せる勝ち点3を上げることとなった。

(取材=佐々木竜太)

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