後半に入り51分、多摩大目黒は2番・金城英也のクロスに20番・堀越大蔵が反応。先制点を決めたのと同じコンビの活躍に、一方的な多摩大目黒ペースが続くかと思われた。

 だが、大成が反撃に出る。57分FKのチャンスに11番・都築健太の蹴ったボールはゴール前へ。これを2番・野島樹哉が頭で合わせてゴール。1点を返し、ここから大成が勢いに乗る。ゴール前に次々とロングボールを放り込んでくる大成。矢継ぎ早の攻撃に、多摩大目黒ディフェンス陣のテンポが徐々にくるっていく。
 63分には14番・森内岬波がゴール前パスを受け、粘って切り替えしてシュート。ゴールを決め2点を返す。多摩大目黒に流れる嫌なムードが濃くなっていく。

 だが、そんな流れを払拭したのはやはり、多摩大目黒の金城・堀越のコンビだった。
 67分、左からのCK、20番・堀越がゴール前に蹴りこみ、2番・金城がヘディングでゴールを決める。このゴールに落ち着きを取り戻した多摩大目黒。74分には20番・堀越の右サイドからのパスを8番・小池寿茉がシュート。ゴールを決め6点目。
 多摩大目黒が6対2で大成を下し、試合のなかった都立東久留米総合をかわし暫定で首位に立った。