25日、T2リーグ第7節、多摩大目黒大成が行われた。前節、都立東久留米総合との激闘を引き分けた多摩大目黒。その都立東久留米総合が関東高校サッカー大会東京都予選の関係で試合のないこの隙に上位に立っておきたい。対する大成はここまで試合数が5と少ないながら2勝。同じく2勝で横並びしている他チームから一歩抜け出たいところだ。

 試合は序盤から多摩大目黒ペース。攻守の切り替えが早く、少人数でも状況を作り出せる攻撃を繰り出し続ける。
 7分、多摩大目黒は2番・金城英也からの縦パス1本で一気に東京大成ゴールに迫る。これをゴール前に躍り出た20番・堀越大蔵が決め先制。その後も攻め続ける多摩大目黒に対し、大成もしっかり体を寄せるディフェンスで対抗。なかなかシュートまで打たせない。だが、度重なる猛攻に、大成も徐々に疲弊。多摩大目黒がどんどんゴールに迫ってくる。
 34分、多摩大目黒11番・辻川嵩人がPA内で倒されPKを獲得。辻川はこれを自分でゴール左へおさめ追加点をあげる。

 さらに42分、10番・石井亮佑が大成GKからボールを奪いそのままドリブルでかわしシュート。ボールは無人のゴールへ吸い込まれ3点目。多摩大目黒が一瞬の隙も見逃さない姿勢を見せつけ、前半を3対0で折り返す。

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