アディショナルタイムの2ゴールで全国ベスト4の大津を下した慶誠が、逆転で決勝進出

慶誠イレブン(写真=井芹貴志)

 令和4年度熊本新人戦(新人選手権大会)の準決勝が大津町運動公園球技場で行われ、第1試合では第101回全国高等学校サッカー選手権ベスト4の大津と、昨年の県高校総体決勝で大津に敗れていた慶誠が対戦した。

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 大津は全国選手権に出場した碇明日麻、田辺幸久を日本高校サッカー選抜で欠く中、中盤の兼松将と嶋本悠大から左右へ展開、山下景司と稲田翼の2トップがしっかりボールを収めつつ、左右からのクロスや慶誠のDFライン背後へのランニングで形を作る。対して慶誠も早い出足からボールを奪うと、スペースへ配球しワイドのスピードを生かした攻撃で応戦。

 10分ごろまでは互角の展開が続いたが、先手を取ったのは大津。13分、自陣からの縦パスに抜けた山下が慶誠DFのチェイスを振り払い、左足でしっかり枠をとらえた。リードを与えた慶誠もその後、右から仕掛けた植田湧大郎のシュートなどでチャンスを作るものの決めきれず、逆に大津は24分、右コーナーからの跳ね返りを再び作り直し、攻め上がっていたDF末松煌生が押し込んでリードを広げた。

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▽令和4年度熊本新人戦(新人選手権大会)
令和4年度熊本新人戦(新人選手権大会)