後半にたたみかけた熊本商が3得点で秀岳館を退け、九州大会出場と決勝進出を決める
熊本商イレブン(写真=井芹貴志)
令和4年度熊本新人戦(新人選手権大会)の準決勝第2試合は、秀岳館と熊本商という、それぞれ昨年の県高校総体と選手権予選のベスト4同士が対戦した。
早々にゲームを動かしたのは熊本商。立ち上がり5分に得た左コーナー、ファーに送った1本目は得点に結べなかったが、続けて得た2本目、1本目と異なるニアへのグラウンダーで秀岳館DFの隙を突き、FW高浜航大が左足できっちり枠を捉えて先制に成功した。
リードを奪った熊本商だが、「秀岳館は力のあるチームで、自分たちの良さを出す前に、相手の良さを出させないように、守備ではめていくことを意識した」と主将のDF木實(このみ)大翔が述べた通り、相手のサイドの仕掛けを抑えるべく、全体を押し上げてコンパクトなゾーンを保って細かいスライドで対応。大きな展開で揺さぶりながら突破の糸口を見出そうとする秀岳館の攻撃に全員が連動した守備を見せ、マイボールは丁寧につなぎながら前進させて追加点を奪いにいく。
▽令和4年度熊本新人戦(新人選手権大会)
令和4年度熊本新人戦(新人選手権大会)