熊本商 vs 秀岳館(写真=井芹貴志)
20分ごろまでは一進一退の展開で、お互いに球際の強度や切り替えが早くミドルゾーンでの攻防が続く。しかし徐々に秀岳館がボールを握る時間を伸ばして押し込む場面を作ると、29分、左サイド深くで残して中央に折り返したボールを、逆サイドからゴール前に入っていたDFの宮原徳之臣が頭で合わせ、前半は1−1で折り返した。
「うちは運動量や集中力もきれないので、後半勝負と話していた」(時田剛二監督)という熊本商は、後半スタートから推進力を発揮して攻めに出ると、前半と同じく立ち上がりの45分、中央から左へ展開。テンポの良いコンビネーションでバイタルへ侵入し、最後は吉井孝男のパスを受けた高浜が右足で決め勝ち越し。さらに51分には、フリーキックから相手のクリアボールを拾ったMF高野秦吏が思い切ってロングレンジから右足を振る。このシュートはクロスバーを叩いたが、跳ね返ったボールが秀岳館のGK村上汰心の体に当たってゴールインし、6分間でリードを2点に広げた。
▽令和4年度熊本新人戦(新人選手権大会)
令和4年度熊本新人戦(新人選手権大会)